「アキラさんの小昼講座」終了報告~!~2023年8/20開催

 

8/20(日)「アキラさんの小昼講座」をビックルーフ滝沢で開催しました。

 

この「小昼」は「こびる」と読み、
もともとは農作業の休憩時に、醤油だんごや鎌焼きなど各家庭で作った「おやつ」のことです。
まさに「小さい昼」のこと。

しかし、今の時代、作るものではなく、買いにいくものになってしまいました。
そこで、こうした伝統食を絶やしたくない!と
普及に努める人がこの方!

講師の阿部明さんです。

食と人とを心でつなぐ「オラド・ヤ・ルーベ」代表

盛岡近郊の和菓子屋さんを取材し、盛岡タイムスに「お菓子な毎日」というコラムを連載してます。

 

さて!まずはお茶餅からスタート!!

くるみを摺ります。

フードプロセッサーなるものを使えばものの1分ですが
すり鉢でするのです。

交替で摺るグループもあれば

力仕事は男性にお任せするグループもあり


おおー、ビニール袋の上から叩く!という早業を見せるグループも!


これに、砂糖、しょうゆ、みりんを加えると、、、

いい匂いなんだ。これが。

次に餅づくり。
うるち粉に少しづつ熱湯を入れながら、菜箸でかき混ぜ、手でこねます。

耳たぶぐらいの硬さをめざす、、、と先生のお手本

これを筒状にのばしたら30gぐらいに分けて、丸める。

こねこね~まるまる~
楽しそう。

割りばしにさしたら蒸します!

「つるん」という感じまで蒸したら、くるみダレをたっぷりとつけて
魚焼きで焼く!

 

完成~!!

焼きたては、もっちもっちで美味い~!!

試食の間、アキラ先生からは餅、だんご文化についての説明がありました。

もともと盛岡市を含む県北地域は稲作に適した気候ではなく、
小麦、そば、雑穀を主食としていました。

お茶餅はいつから?は諸説あるものの、江戸時代後期ではないか、、と
ちなみに「お茶餅」は形が相撲の行司のもつ「うちわ」に似てることから

「うっちゃもち」⇒「お茶餅」になったのではないかと諸説あるそうですが。

そして、お茶餅には2つ流派があり、
「ぱりぱり系」と「トロトロ系」がある、、とのことで

詳細は講師のブログのお茶餅特集をご覧ください。

これ見ると、私が食べているお茶餅は「ぱりぱり系」なので
ぜひ「トロトロ系」も食べてみたいと思いました。

 

 

続きまして、「葛切り」です!!

黒蜜は、レシピはお渡ししつつも
前日に、講師が沖縄の本黒糖をなんと4時間もかけて作ったものをいただきます。

この状態から7回ぐらい、丁寧にアクをとり、水を加えるを繰り返し、煮詰める、、、
ちなみに黒糖は「加工黒糖」もあるので裏をみて本物を使ってくださーいとのこと。

「2時間ぐらいかければまずまずの黒密ができますよ」

本葛粉に対し、どれぐらいの水を混ぜるかがポイントらしく(商品によって違うらしい)

今回は本葛粉18gに対し、水は54ccと指定されました。

55ccではなく、54、、、きっとこのわずか1ccで違うものなのね。

 

途中で

「まきさん、水を54cc用意して」といわれた私。
めっちゃ緊張しながら測りましたよ。

さて、よくかき混ぜたら、バットへ流し込み、ここからが凄かった!
沸騰させたお湯に、最初は、バットの下だけをつけて揺らし、
葛粉が左右に揺れなくなったら、

バットごと、ダブンと沈めるのです!

おおおおお!

 

透明になったらあげて、(ここのタイミングがムズイ)

水にいれて粗熱をとり、切ります。

決して、イカ刺身を作っているのではありませんわ

ここまでが、まるで手品みたいで、どのタイミング?というのを
説明できない~。

 

氷水に浮かせて、黒蜜をつけて食べます

「賞味期限15分の葛切りなので、できたらすぐ食べてください」とのこと。
写真撮ってる場合じゃない、、けど写真、撮るよね。

これがまた美味

 

黒蜜は「さっすが4時間の技!」で一切の雑味がないお味、、、

詳細はやはり先生のブログにありましたので
黒蜜から作る方はぜひチャレンジを!

 

今回は

16名の方に参加していただきました。
男性2人も頑張りました。

岩手にはまだまだたくさんの小昼文化があります。
街の団子屋さんも後継者不足で1軒、2軒と減っていく状況。

さすがに、餡子や大福はそうそう簡単にできるものではないらしく、
やけど覚悟での修行になるとのことですが、

多少の手間をかければ家で作れるものもある。

これを絶やさず、伝えていきたい。
講師はそのためにお団子教室を開催しているそうです。

 

小昼講座が

たまには、家で昔ながらのお菓子を「作ってみようかなー」というきっかけになれば幸いです。

猛暑の中、ご参加いたきました皆さま、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

カテゴリー: その他イベント |

第65回大人のおけいこクラブ「読書会」&「ビア会」終了報告~2023年7/22開催

同じ日に別々のイベントを入れて、
「オールでもいいし、どちらかだけでもOKですよ」というスタイルがなかなか楽しく、

4月の「お花見パラダイス」に続いて7/22(土)に開催してみました。

 

今回は

11:30~14:00が「読書会」で

15:00~18:00が「ビア会」です。

共通するのはどちらも「推し」を語るということ。

 

 

読書会は推しの本、
ビア会は会費の他、500円以内で(遠足か)推しのドリンクを持参していただきました。

 

まずは読書会。会場は北ホテルの2階、窯です。

ここ、落ち着くし、食事するとウィンナ・コーヒーが飲み放題なのです。

 

実は、(株)のびあ主催の読書会は初めてです。

私も2回ほど他の読書会に参加したことはあるのですが

参加する前は

「なんでまた自分の読んだ本を人に語るのかしら・・?」と思っていたのですけども

これね、「自分では絶対に読まないようなジャンルの本」を

「へー」とか「ほー」とか言いながら、聞いてみるのが楽しいのです。

 

私いれて6名が持ち寄った本がこれです!!

じゃん!!

自己啓発本あり、金融あり、小説あり、ミステリーあり、マ―ケティング本あり、、、、

 

そして読書会は

「この本のどこが楽しめたか、ためになったか、面白かったか」を話すので、

ま、わりと口下手な方でも話せるのが、よいところ。

さっそく、この日、紹介された本を購入したよという方もいらっしゃいました。

 

 

本をひとり5分程度で紹介しあったあとは

お好きなランチをオーダー。

一番人気は、「肉と肴の日替わり定食」でしたけど

私はひっつみ定食を食べました。
▼具沢山でおいしぃ♪

こちらは別の方が頼んでいた天ざるセット
豪華だわー。

 

ここで、お2人がお帰りになり、

通しで参加する3人と次の会場「first」へ移動。

 

そして、また新たなお2人が加わり

カンパーイ

したのがまだ昼ひなかの15時よ。

持ち寄った推しドリンクがこちらです

「500円」って日本酒も買えるんだねーー!

 

「道に迷った」と遅れて参加した方のウイスキーもこのあと加わり、

みなさんでこれまた試飲しあうというスタイル

 

「これは軽いわ」

「これはジュースだわ」

「これは思ったよりキューイよ」
「もろ、お酒って感じよ」

などと感想をいいながら、あーでもない、こーでもないと

お喋り。

魔性の女について語り合う予定だったけど

語ったかなあ、、、?

 

今回、カラオケはちょっと、、、というメンバーでしたけど

実に初めてじゃなかろうか、、、

 

スナック来てて、誰も歌わない、誰も踊らないって。一曲もよ。

 

かくいう私も口角炎が出来てて、
「今日は歌ったら口が裂ける」と封印。

 

というわけで

いつもとは違うスタイルでしたけど

この「推しを持ち込み、試飲会スタイル」も結構、楽しかったので

次回は、これの「お菓子バージョン」もいいかなああと。

それこそ、「500円以内のお菓子」って遠足よねえー。

 

 

▼firstにある映えスポットです

 

カテゴリー: 大人のおけいこクラブ~その他 |

初心者のための資産運用セミナー終了報告を兼ねて~2023年6/25開催

この数か月、何をいちばん勉強したかといえば

資産運用だ。

理由は

このセミナーを企画したから。

 

 

初心者(私ね)は本も買ったし、雑誌も読んだ。金融庁の動画はほぼ見た。
またツイッターでいわゆるFIREを目指す方々も次々とフォローしてみた。

結果、やはり全てネットでイチから検索するのは、まわり道になるなあと思った。
なので、やはり最初はセミナーだ!

 

セミナーは無料のものもあるけれども、売りたい商品があるから無料なわけで
そのテのセミナーはさりげなく、(講師によっては強烈に)推し商品へ誘導する。
もしくは終了後のアンケートで個別面談の予定を取ろうとする。
そのため、セミナーは「え?もう少し聞いてみたい」ってとこで寸止めする。
無料ってそういうものなのだ。

 

今回、苦労したのは「売りたい商品がない人で分かりやすく公平に教えてくれる方」を探すこと。
幸い、社会保険労務士さんでFPの方が見つかりました~!

 

そんなこんなで、開催した昨日のセミナーは
21名の方々にお越しいただきました。

(体調不良で当日欠席者が複数名いらして残念、、、)

 

で、昨日のセミナーも加味し、
「初心者がiDeCoとNISAを理解するための10か条」をまとめてみました。

 

なお、全てが先生のご意見ではなく、むしろバリバリの私見です。
ですので=昨日のセミナーの内容ねっ!ってわけではないことをご理解くださいまし。

 

1. iDeCoもNISAも商品名ではなく、制度の名前

そうなのよ。だから証券会社や銀行や郵便局に行って、「iDeCoくださーい」「NISAくださーい」といっても
「で?」とさらに聞かれるわけです。

 

2. iDeCoは年金、60才までおろせない。NISAはいつでもおろせる。

iDeCoは職業(公的年金)によって

掛けれる金額の上限がある。会社員だから同じでしょ?つーわけでもない。
会社に企業年金があるかどうか(で、その中身もある)で上限が変わるのだ。
詳しくはこちらを見て~

 

 

そしてiDeCoは月5,000円から、NISAは金融機関によるけど100円から出来る。

 

3. iDeCoの魅力は「節税」所得税と住民税が控除される。これは大きい!

 

ただし、節税というからには、税金をそれなりに払っていることが前提。
控除できる金額がなければそもそも節税の意味がない。
なので、扶養家族が多い人やそもそも住宅ローンですでにかなり控除されてる人は注意。
そういう人はNISAか積み立てNISAだよっ。(条件みな同じ)

<例>40才で年収400万の人がiDeCoに月2万かけた場合

所得税:税率が違う この場合5%

2万×12か月×5%=12,000円
住民税:一律10%
2万×12か月×10%=24,000円

の合計36,000円が戻ってくるけど、そもそも戻るだけある?ってことよね。
でも24万の投資で36,000円戻るのはデカイ、、、これの(60才-40才)の20年は72万だもん。

 

あ、目がギラギラしてる、ヤバイ。

 

4. iDeCoにせよ、NISAにせよ、投資の基本は「長期・分散・積み立て」

なお、長期の意味は少なくても10年以上

 

5. 目標のたて方は下記を参考に。

金融庁のシミュレーション
なお、シミレーションでなく、シミュレーション(どうでもいい)

 

 

具体的に利回り何パーセントの商品を選べばいいの?って時はこっち

 

 

 

よーし、この利回りの商品を選ぶんだ!!と、いきなりネットで探し始めると

だいたい、めまいがしてきます。(商品が多すぎて&どこ見ればよいかわからなくて)
そのまま、目がうつろになりながら頑張って検索してもよいのですけども

 

おすすめは金融機関の窓口へ行くこと。

 

「あのぉ、〇年で〇万円ためたいと思っているんですけど
そういう利回りの商品って何がありますか?」と聞くのです。

 

見よ!1番の「iDeCoくださーい、NISAくださーい」よりもだいぶ進化しているではないですか、、

 

なお、ここで「買います!!」はNGです。実際、口座開設に時間かかるので即決はできませんけどね。
(iDeCoは約2か月、NISAと積み立てNISAは約10日)
あくまでも商品説明を受けるのみにするのです。

そして、帰宅後にインターネットで商品名をいれて検索します。
グラフが乱高下しているのでしたら素人は手だししないほうが無難だし、
信託手数料なんてのも見てみましょ。見ても最初のうちはそれが高いのか安いのかわからんけど。

 

6. ネット証券か?リアル店舗か?

 

アドバイスという名の営業も欲しいのでしたらリアル店舗。
とにかく手数料安くしたいのでしたらネット証券。

ちなみに、ネットの三大証券は

SBI証券(クレジット払いにするとTポイントがたまります)

楽天証券(同じくクレカ払いで楽天ポイントがたまります)
マネックス証券(たぶん何かたまるんだと思います)

 

ポイ活もいいけど、電話がつながりやすいところを選びましょう。
口座開設でつまづく場合も初心者はあるのですわ。
「この電話、永久につながらないのではないか?」と思われるところはやめておこう。
※実際に想定質問をひとつだけ決めてかけてみるとイイヨ。

 

7. 俗にいう「ほったらかし投資」ってなあに?

比較的、安全性の高いといわれる投資信託に10年以上積み立てること。
なお、だいたいどの方もおすすめするのは、
「全世界株インデックス・ファンド」

 

8. 来年から始まる新NISAまで待ったらいいんじゃないの?

 

新NISAは生涯投資できる金額(1,800万)やら年間の投資額上限が増えたり

今は選択性のNISAとつみたてNISAが同時にできたり、
しかも利益が生涯非課税になる

ってことで、投資家にとっては「わーい、神NISAだ!」なんでしょうけど

庶民にとっては関係ないのよ。

 

年間、360万投資できる人は喜んだらいいわよ。

 

9. 習うより慣れろ

今のNISAは2023年末までです。

初心者はまずは商品数が比較的少なくて、年間の投資額上限が40万と決まっている積み立てNISAを
始めて慣れておきましょう。

勉強のために積み立てるのですから、月1,000円でも3,000円でも上限の33,333円でもそれはお好きな金額で。

 

10. 利回り3~5%の商品をコツコツ積み立て、それ以上は趣味とマニアの世界と心得よ。

 

FX、仮想通貨、不動産、レバレッジ(信用取引)などというわからないものには手をださない。
「確実に勝てる」という言葉にも騙されないでね。
なお、「積み立て投資に慣れてきたら次は ETFの一括購入」などと書いてありますけど

「ETFって、安室ちゃんと一緒に踊ってた人たちよね?」という人は手をださないでおきましょう。
※安室ちゃんと踊っていたのはTRFです。

 

それと、いくら金利が低いとはいえ、
普通預金にある程度のお金残しておくのはキホン中のキホンだよぉおおお。

 

カテゴリー: その他イベント |

「定年後、好きを仕事にする生き方」ポールふじむら日本縦断流し旅報告!~2023年6/3開催

6/3(土)盛岡大通りで開催しました。

会場の樹里杏ではこの日のために?モニターを増設!
店内4台に映るんです♪

 

さて、この日のテーマは3つ
①「定年後、好きを仕事にする」という生き方
② 昨年度、開催した日本縦断流し旅の報告
③ 歌声喫茶の体験!

 

いつもとは違い、ちょいと緊張気味のポールさん。
きちんとA3でレジメも作ってきてくださいました。
(しかも人数分コピーして)

ますはポールふじむらとは何者なのか?の自己紹介から

生れも育ちも就職も盛岡の、「自称箱入り息子」なんだそうです。
音楽との出会いは高校生から。

ちなみに「ポールふじむら」の名前の由来はあのポール・マッカートニー!!

 

で、なんで流しで起業?

その準備を始めたのは「定年」という言葉が身近になった55才から。
JICAはブータンへ志願したそうです。
ちなみにこの時は流しではなく、ITの方での志願。

「趣味で収入を得たい」と決めた時、影響を受けたのがこの本。
57才の時、著者のパリなかやまさんに会いに行ってます。

 

流しといっても「起業本」として読める中身だそうで
「商品」を決めて、ターゲットを決めて、実践して
トライ&エラーというのはどの業種でも同じなのだと思います。

この2つ上のスライドみると
パリなかやま氏の本にある通り、58才から流し活動をしてますもんね。

しかも会社の近くで酒場で!

 

さて、「定年後、好きを仕事にする」というものの
実態はどうなのか?

それについては

「食ってはいけず、貯金を切り崩す日々です」と。

 

とはいえ、打ち合わせのときに私が感じたのは

「もっと、行き当たりばったりの人かと思ったら全く、逆だった」ということ。

 

退職金、貯金、年金、「趣味で収入を得る生活」に向けての資産運用、、、、と
きちんとお金の準備もしていらっしゃいました。

 

ちなみに流し旅を決行できた理由としてあげていた下記のことは

「好きを仕事にする」でもきっと同じなんだと思います。

とくに

ご本人がそうは言いませんでしたけども

「介護のこと」もあるんじゃないかなーと。

 

85才のお母様は65才の息子に

「旅先で生水だけは飲むなよ!」とお話したそうな。(いい話し)

そのお母様の介護をしなければならなくなった時を考えると

「好きなことができるのは今しかない」という思いがあったのではないかな、とこれは私の推測です。

 

 

さてその日本縦断旅は4回に分けて行われました。

1. 2022年7/22~8/12(22日間)走行距離 2,760キロ

2. 2022年8/31~9/24(24日間) 走行距離 3,100キロ

3. 2022年11/29~12/29(31日間) 走行距離3,990キロ

4. 2023年2/16~3/29(42日間) 走行距離6,020キロ

4回目は、仙台から名古屋まではフェリーを使い、帰りも舞鶴から秋田までフェリー。

 

トータル 119日間で15,870キロ!!

 

立寄り先選定にあたり、参考にしたのがこの本だそうです。

昼は音楽家の記念館や歌碑などにたしかに行ってたなあと思いながら。
(私、ツイッターでポールさんの生存確認してました)

 

そして、肝心の流し活動。
ポールさんが流しをしたいと思った繁華街は19都市あったそうですが

実際に流しができたのが8都市の21店舗だそうです。
だいたい16時頃に店に交渉に行き、OKもらったお店に20時頃再訪。

この夜の流しの他、道の駅や観光地でもお金をとらない流し(伴奏)を実施。
印象に残る出会いがいくつもあったとか。

 

あっという間に90分が過ぎ
残りの時間で、ほとんどの方が初めての「歌声喫茶」体験

 

よ市の材木町で見るのはこの背中

ポールさんも講演パートが終わってほっとしたのか、この笑顔

会場のリクエストで
「岬めぐり」「メリーアン」「パプリカ」「宇宙戦艦ヤマト」「潮騒のメモリー」
、、、あと1曲あったのに、忘れました。

最後は

「年代問わず、リクエストの多い曲」とポールさんから紹介あった「糸」

なごやか~で楽しい。
中学校時代の合唱を思い出すような。

 

ちなみに40代で参加してくれた男性は

「歌声喫茶、いいっスね~。癒された!!」と。

 

数あるイベントの中から参加してくださった25名の皆様、
ありがとうございました。

そして、2時間、盛り上げぱなしのポールさん、本当にありがとうございました。

私が依頼したテーマが多すぎて
旅の報告会の話が半分になってしまいました。

せっかくレジメを作ってきてくださったのに。。。

 

、、と思っていたらなんと6/18(日)にポールさん主催で
あります!
旅のお話のみにテーマをしぼった内容です。

参加費は流し同様「チップ制」!!

さすがです。。。。。

 

カテゴリー: 大人のおけいこクラブ~シゴト~ |

「イタリア人料理研究家マルコさんの食育講座」~2023年5/14開催

5/14(日)滝沢ビックルーフのクッキングスタジオにて
「マルコさんの食育講座」を開催しました。

実はイタリアというのはいくつもの州が集まった共和国。
国土は南北に長く、州によって郷土料理が違うそうです。

※ 地図:参照

イタリア地図 – 旅行のとも、ZenTech (travel-zentech.jp)

私たち日本人がイメージしてる「イタリアン」
パスタとかトマトソースとか魚介というのは南イタリアの料理だそうで
「北イタリアでは パスタよりも米が主食、パスタは週2回程度しか食べないし、ファーストフードの感覚」
と教えてくれたのは本日の講師、マルコ・ロヴェッリさん。

CUCINIAMO(クチニアーモ!) 一緒に料理しましょう

 

片言の日本語の威力はすさまじく、
気付けば、デモンストレーションがスタートしてました。

 

代表的な家庭料理「ピアディーナ」からスタート!!

強力粉(小麦粉、米粉、そば粉でもOK)とその半分の水、
オリーブオイル(結構使います)、塩ひとつまみ

それをひっつみの元をつくる要領でこねます。

ピアディ-ナは北イタリア地方のパンの原型のようなもので
その家々に伝わる「おばあちゃんの味」があるそう。
ちなみに、マルコのおばあちゃんは
「ダイミョウの料理人で、家には百科事典のようなレシピ本がアリマシタ」

 

ダイミョウが「大名」のことだと脳内変換されるのに数秒かかりました!

領主のことだそうで、県知事と貴族の両方の役目をあわせもったような役職だそうです。

まさかイタリア人から「大名」と聞くとは。。。

 

さて、ピアディ-ナ

生地を寝かせるのは、15分から30分でOKとのことで
あとは、すりこぎで焼きやすいようにのばします、、、

こちらのプロフェッショナル男子2名もこねる!!

さすが手つきがよい。

「コノグライネ」と各テーブルをまわるマルコ氏

こちらは親子参加のお2人。

お父さんと息子で料理教室に参加ってなんかいいよなああ。

各テーブルをラウンドしながら

ピアディ-ナの中にいれる具材(今日はホウレンソウのソテー、もちろんオリーブオイルたっぷり)

も作っているマルコさん。

フライパンで両面を焼き、中に具材をいれて包み、切れば完成~!

具材は何でもいいそうで、
肉、魚、野菜、ハム、チーズ、フルーツ、さらにはチョコレートでもOK

「オーブン使わないからカンタンネ」とマルコ氏

 

続きまして本場のミラノリゾットをマルコさんが作ります。

用意するものは

お米(なんでもよい)、玉ねぎ、塩、白ワイン、チキンコンソメ、
オリーブオイル、

そして、ミラノリゾットに欠かせないのが

「サフラン」「パルミジャーノチーズ」

玉ねぎを切り、オリーブオイルで炒めながら、マルコさんの食育講座が

すでに始まっております。

「イタリア人は素材をとても大事にします。

なので、玉ねぎいれたら、ニンニクはいれない。

ホタテに牛乳?なんで、そんなことするの?」

あとから聞いたら

北イタリアでは小麦がとれず、野菜、コメ、酪農が主な産業だった時代が長く、

「食べ物を大事にする」という習慣があったということ、

そしてもうひとつは野菜の味が濃いので

「素材の味を大事に、味付けはシンプルに」

 

ちなみに

「オリーブオイル、塩、レモンジュース」が北イタリアの3大調味料だそうで、

甘いものが食べたいときは

「オリーブオイルに砂糖をつけたものを、バケットにつける」

しょっぱいものが食べたいときは

「オリーブオイルに塩をつけたものを、バケットにつける」

そして、

「イタリア人はにんにく好き」も誤解だそうで

「にんにく=臭いので、最初の香り付けにしか使わない」のだそうです。

 

玉ねぎを炒めたら、続いて、生の米をひたすら炒ります。
そして、数回に分けて、チキンコンソメをいれた出汁をいれていく。

途中で、白ワインやサフランを投入。

サフランをいれると色が変わります~。

本場のリゾットはちょっと米を硬めに仕上げるそうで

「日本のリゾットはおかゆに近い」

数回に分けて、出汁を投入するのは「おかゆや雑炊にしないため」なんだと思います。

そして、仕上げにパルミジャーノチーズをすりおろす。

この役目は一家でいちばん年下の子の役目なんだとか

家族が多いと

「1時間もやることにナルヨ」とマルコさん

プロフェッショナル男子がボソッといってましたが

「話しながら、手を動かしながら、火加減も見るって結構、難しいんだよね」と。

なるほど。

完成~!

 

はい。お待ちかねの試食タイム!!

みなさんが、お料理を作っている間、

ひたすら、サラダとオリーブオイル試食用の準備をしていた布施ご夫妻。

食卓には
ピアディ-ナ、ミラノリゾット、サラダ、あんこ、砂糖、塩(シチリアの塩)、バケット、オリーブオイル2種、

そしてハーブティーが並びました。

 

なぜ、あんこ?というと

あんこにオリーブオイルがあう!!これを試してほしいとのことで。

みなさん、「あんバターみたいで美味い!!」と。

 

今日、食べ比べしていただくオリーブオイルはこちらの2種類。

エキストラヴァージンオイルです。

青がクラシコ、緑がビオでどちらもアンチエイジング効果がありますが、

より強いのはクラシコ。

試食しながら、オリーブオイルソムリエの布施かおりさんからミニセミナーを受けます。

クラシコもビオもオリーブが緑のうちにとって、ろ過したものだそうです。

オリーブオイルはこれまた奥が深いので

単独のオリーブオイルセミナーとして開催したいなあと思いました。

布施さんはコーヒーにも漬物にもオリーブオイルをいれるそうですよ

 

あっという間の3時間、盛りだくさんの内容で

片付け含めて、時間内に撤収できるか心配でしたが、なんと

参加者の方々の手際の良さで、10分前に終了!!

これにはマルコさんも「奇跡」と!!

 

お料理を作ることも楽しいですけど、イタリア人の「へ~」はまだまだあるそう。

マルコさんは「料理はおばあちゃんから習った」と言ってましたが

こうして、おばあちゃんの知恵を9399キロ離れた岩手で聞くというのは

感慨深いものがありますよね。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

 

カテゴリー: その他イベント |