ビジネスセミナー

ビジネスセミナー「わかりやすいパワーポイント講座」~2022年2/5オンライン開催

2/5に整理収納のスペシャリスト金田玲子先生
「わかりやすいパワーポイント講座」をオンラインで開催しました。

 

なぜ、整理収納の金田先生にパワーポイントを?
というとこれには理由があります!

 

金田先生、
全国に緊急事態宣言がでた2020年4月、
いままでのセミナー資料の見直しをしたそうです。

 

私なんか、「いやー、どこにも出かけられない~」と

ひたすらアワアワしてましたけど

さすが、全国でも有数のトップ講師は違う。

 

その結果、

「やだ、私の今まで作ったスライド、ヤバイ」と気がついたんだそうです。

 

金田先生が参考にしたという本をいくつか紹介していただき
高橋真樹、さっそく電子書籍で買ってみたのですが、、、

これが私は何ひとつ理解できず。

 

いや、正確にいうと

いってることは少しはわかるんですよ。

でも自己流で作ったこれまでのパワポ資料のどこをどう修正すればいいのかが

ピンとこないんです。

 

で、これはもうセミナーで金田先生に教えてもらおう!!と思ったのが今回の企画です。

 

これね、2/5の当日にいたるまで

おそらく、8回は打ち合わせしました!

もちろんコロナ禍なので、お会いせずに全部、電話で。

 

なんとなくですけども

「このセミナー、単なるパワポの技術的な上達法ではないぞ」という主催者の勘?
はあったのですけども
どこを落としどころにしていいかが、わからない。

 

テクニックを学ぶのではなく、
その先にある根本的な考え方みたいなもの・・・。

 

細かい打ち合わせをどうすすめていったのかは
私も忘れてしまったのですが
「なぜ」「なぜ」「なぜ」と

金田先生とひたすら掘り下げていったような気がします。

 

まず、パワポの技術的なことでいえば
基本的なこととして
①適したフォントサイズ、字体
②半角と全角を混ぜない
③1行へいれる適正文字数
④1スライド3色までを厳守

など、あるのですけども
なぜ、これを守る必要があるのか?問題はそこなんです。

 

結論はこれ

「情報は伝わらなければ意味がない!」

そのためには

まさに
整理収納と同じなんですね。

 

ここを理解すると

必然的に作るスライドはひたすらシンプルになります。

たとえば

意味がないことの最たるものと言えばこれ。

ワードアートとは例えばこういう文字のことです。

これ全部が不要。


アニメーションという機能をお好きな方もいますけども

「ほとんど意味がなく、使うならひとつのセミナーで1回のみ」

だそうです。

 

こうして、セミナーは
金田先生や私の過去作ったスライド(要するに黒歴史)
をもれなくお見せしながら、ビフォーアフターですすめました。

 

これは私の黒歴史、左がビフォーです。
会場の後ろにいる人も見やすく、結論だけを書くと右になります。


せっかく作ったスライドを自己満足にしちゃいけない。
作った資料は伝わらなければ意味がないのです。

これは、

提案書、企画書、稟議書も同じですね。

 

見る人は

・夜中に書いたラブレターみたいな長ったらしいのを見るのか?
・台本みたいに営業トークを全部書いてないか?
・印象に残るキャッチコピーはあるのか?
・そもそもぱっと見やすいのかどうか?

いやー、金田先生と打ち合わせしたときも
結論は

「これって、パワポセミナーというよりも営業セミナーですね」

でした。

 

とくに
オンラインセミナーが多い昨今、

 

ZOOMなどで資料の共有をすると
画面には、講師の顔ではなく、資料が目の前にどーんときます。

 

資料と声だけのセミナー、
受講者を飽きさせずに内容を理解していただくには
緩急をつけた表現方法のほかに
スライドそのものに工夫が要るのです。

 

そして、ここで朗報~!!

このセミナー、

なんと金田玲子先生のオンライン講座としてメニュー化されるそうです。

見逃した。。。という方は

整理収納アドバイザー金田玲子先生のHPにUPされるのを待ちましょう。

とくに

講師業の方、「自分のは完璧」と思わずに受講してみてくださいね。

目からウロコが8回ぐらい落ちますよ

 

 

 

 

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ビジネスセミナー「南部美人が世界のsakeとなるまでその広報戦略」~2015年11/26開催

「南部美人の社長の講演会をあさ開の蔵でやりたいんです!」

という唐突な申し出に「おもしろい!」と即決してくださった

㈱南部美人の久慈浩介社長と

「真樹さんらしい大胆なアイデアですね」と快諾してくださった

あさ開直営店、ステラモンテの岩井花店長のおかげで開催できたセミナーです。

月末のお忙しい時期にもかかわらず36名の方々にご参加いただきました。

久慈社長とは第1回目の「日本酒入門」の講師として

2011年11/28にお会いして、実際に会うのはこの時の打ち合わせ含めて4回目。

今回は、「南部美人が今や世界の26か国で飲まれるようになるまで」

その広報戦略をお話いただきました。

会の様子については先に書いたブログ記事があるので

そちらをあわせてみていただくこととして

http://ameblo.jp/novia-jyosi100/entry-12100462303.html

打ちあわせ時に伺ったお話もあわせて

ここでは「世界進出のための要点」をまとめてみたいと思います。

 

 

①最初から世界進出をめざしていた

検索していたら次のような記事を発見。

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131124-00000001-wordleaf-nb&p=2

これにあるように

当初、久慈社長は家業を継ぐ気はなかったとのこと。

転機は高校時代の留学。ホームステイしたお宅で

「教師などだれでもなれるがジャパニーズワイナリーの跡継ぎはお前しか出来ない」

といわれてから。

そしてNYのエンパイヤーステートビルで夜景を見ながら世界進出を決意する。

そして1997年 海外進出を目指すいくつかの蔵元と「日本酒輸出協会」をたちあげる。

当時は、国税庁に「輸出=国賊」扱いされたそうだ。

逆風のなかでの海外進出、

追い風となったのは北米の健康志向と「和食ブーム」だそうだ。

※詳細はこちらのHPをご覧ください。

http://www.nanbubijin.co.jp/tsumikasane/challenge/

 

②取材されるような絵になる演出を必ず行う。

たとえば日本酒の樽をイベント会場に積み上げる

これでメディアの取材がくる。

そしてイベント参加者はその前で写真を撮り、SNSに投稿する。

今でも必ず南部美人と書いた法被をきてイベントには参加するそうで

自らを「広告塔」と言い切り、パフォーマンスに徹する。

とはいえ、パフォーマンスだけではなく、日本食レストランを地道に営業する、

という足で歩いた営業もしている。

実は北米進出時に尽力してくれたのは、岩手県人会の存在だそうだ。

県人会の他、盛岡一高出身の外交官や西欧でも岩手出身のレストランオーナーなど

さまざまな岩手県人の力を借りたらしい。

「“願わくば、われ、太平洋の橋とならん”といった新渡戸稲造精神が

岩手県人には流れてるんですね」

 

③郷に入っては郷に従え~異国だからこそ現地にあわせる部分はあわせる

ブログに書いたのだが、北米の高級和食店の日本酒ソムリエから

「1本20万の日本酒を納品せよ」といわれる。

が、そんなに髙い酒はない。
そのときはたまたま蔵に保管してあった20年前の酒を古酒として納品。

「日本酒はワインの感覚」という現地の感覚にあわせ、今ある資源で対応している。

また、「ナンブビジン」と発音できないアメリカ人に“Southern Beauty”

と直訳。しかしこれが受け入れられた。

日本の文化と伝統を異国にそのまま押しつけるのではなく、あわせる部分はあわせる。

この柔軟さこそ、世界へ出る際に必要なものなのだと思う。

 

④「飲んだときに笑顔あふれる太陽のような酒」を実践する広告塔

 アパホテルの社長、サッカーの中田英寿、武蔵丸親方・・・

久慈社長のフェイスブックを見ると、世界中から名立たるVIPが

岩手県二戸市におりたち、蔵を訪れている。

この人脈は、普通ならば名刺交換をしただけの出会いすら

濃く太い人脈に変える魅力を久慈社長が持っているのだと思う。

その秘訣はきっとこの笑顔だ。

自らを広告塔といいきる社長は「飲んだときに笑顔あふれる太陽のような酒」

そのものを常に実践しているのだと思う。

 

⑤最初にやる、そしてリスクもすべて受け入れる

震災後に「被災地のお酒を飲んでください」と訴えたYoutubeの動画は

多数のメディアで取り上げられた一方、批判もあったそうだ。

しかし「その道を歩きだしたんだから、堂々と胸をはっていい続ける」というぶれない信念がある。

NHKの「あさが来た」でいうところの「first penguin」=先頭に立ちリスクを取る人

なのだと思う。なお、講演ではふれられなかったが、せっかくリキュールで勝負したにもかかわらずの宗教上の壁に阻まれて泣く泣く徹底したこともあるそうだ。

 

 

そして

この11/26のビジネスセミナーの縁で、その後、すぐに

二戸市に久慈社長を訪問したグループがあり、こうして㈱のびあで企画したセミナーを通じて横に広がっているのも主催者として嬉しいことです。

「広報戦略」や「SNS」に限定して行っているビジネスセミナー、

来年も不定期で開始していきたいと思っています。

 

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ビジネスセミナー「動画投稿」!~2015年7/8開催

2013年の11月以来となりましたが、久しぶりのビジネスセミナーです。

テーマは「動画」

これは

Googleで検索上位にくるためには

Googleが買い取ったYoutubeを自社HP内にもつこと・・・

というのがささやかれ、それがホントかどうかを検証するというものでした。

講師はソフトバンク茶畑店の店長 渡部良真さん。

そしてこのセミナー開催に先立ち

動画をうまく活用している会社はないものか・・・と調べていましたら

「みかわやさんのHPがおもしろいですよ~」と情報提供があり、

取材したのが7/6、開催の2日前でございます・・・。

当初は齊藤社長のみ出演していた動画シリーズは

半年たって商品担当の従業員の方々が自ら出演し、商品説明をするようになりました。

 

 

・・・というわけでこの日、いろいろとみかわやさんにインタビューした際のVTRをまじえながら

動画の効用をまずは解説していただきました。

そして

Googleと仲良くなるためには・・・とまとめた6項目がこちらです!

①Google map,Youtube,Google+などGoogleのサービスに全て登録をする。

②独自ドメインのHPをもつ。

(アメブロやフェイスブックページでは順位が髙くはなりにくい)

③Youtube動画を1ページに1~2程度upする。

ひとりあたりの滞在時間が長くなる。
そして以下は動画up以前の問題だが

④極力更新する。
せっかく検索されても新着情報が半年前・・では仕事には結びつかない。

⑤検索されやすいタイトル、タグをつける

⑥スマホ対応のHPにする。

とくに⑥は絶対条件

 

続いて前回に引き続き、ホテルエースの田中マネージャーより自社の取り組み方を

報告していただきました。

「盛岡 ホテル」で戦っていてもJR系のホテルにはかなわない・・

そこで着目したのが「観光情報」

 http://www.hotel-ace.co.jp/kanko.html#tab11

トップページにはこのなかの最新情報がupするようになっているようですが

これ全て田中マネージャーが本業の傍らで撮影に行っております。

このねらいは

たとえば「盛岡 ホテル」ではなく

「盛岡 よ市」というようにより具体的に盛岡を検索する方々の目にとまること。

ニッチを取りにいったわけです。

その甲斐あって

と検索数が飛躍的に伸び、また現在は

「盛岡 ホテル」で検索すると、常に第一画面に入っております。

そして最近では、20~30代女性に人気の高いインスタグラムにも参入。
着々と「いいね」の数を増やしております。 

 https://www.instagram.com/hotel_ace_morioka/

そして、お忙しい田中マネージャーが

この日、私のために作ってくださった動画がこちら

https://www.youtube.com/watch?v=HVBaTQ48jNU&feature=youtu.be

ちなみに、こちらホテルエースさんのHPに掲載するわけにもいかず

当初は㈱のびあのスマホ対応したHPに掲載する予定でしたが、

これまたスマホという縦長の画面でupする情報の優先順位

を考えた末、泣く泣く掲載見送りとしてしまいました。

・・というわけで 現在、ひっそりとこのYoutubeのなかで生きております。

そのなかでの再生回数462回は立派!!

見てくださった方に御礼申し上げます・・。

 

その後は、Ipadを使って動画に挑戦!というわけで

動画にぴったりなレインボー体操の工藤さんの体操風景を
体操する人と撮る人に分かれ、撮影大会。


Imovieというソフトを使って、それを構成する方法までレクチャーしましたが

「忘れた・・」という方、ソフトバンク茶畑店にて無料レクチャーしてます!

 

さて「動画をとれば滞在時間があがることもあり」検索ランクが上がるのは

ほぼ間違いないようですが

大事なことは

検索上位になること それとお客様にとって「検索しやすいサイト」かどうかは

別問題だということ。

たとえば動画を何本ものせて、検索スピードが落ちる

あるいは欲しい商品があるのに、それがなかなか出てこない・・

というのでは本末転倒

「適切な動画使いとしては1ページに動画2本が限度」だそうです。

またその後のインスタグラムなどの新しいSNSもあり

自社のターゲットと目的をもったHP対応がより大事な世の中のようです。

㈱のびあでは

この動画のセミナーから5か月たって、スマホ対応にしました。

縦長のこの限られたスマホの画面でどの情報をupするのか

それは写真がいいのか、文章がいいのか、動画がいいのか

試行錯誤が続きそうです。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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ビジネスセミナー「SNSの活用事例報告会」!~2013年11/13開催

暦の上ではMAY ♪と歌っても字余りですが、昨年11/13に開催したビジネセミナーの

今頃開催報告です。

会場は、ホテルエースさん、実は今日の事例発表もお願いしております。

おかげさまで31名の方に参加していただきました。

これを開催したいと思ったのは

「SNSの時代」といわれ、飛びついたSNSですが、

限られた人材での更新、他業務との兼務から投稿疲れを起こしたり、うまくいかないケースが増えている。

そこで「身近な活用事例」を紹介したかった、

そして貴社にとってSNSって本当に必要なんだろうか?

そこから考えてほしくての開催です。

まずは、合同会社T&Pの代表でITコンサルをしていらっしゃる佐藤正一先生の基調講演です。

 SNSが急速に伸びたのは、震災とスマホの台頭。

衝撃のこのデーター。

「朝、起きたら何をする?」

 

そして、マスメディアから個人と個人のつながり「絆」を求める傾向。

「会社のブランド力」ではなく、〇〇さんのいる会社が△△社だったという考え方。

しかし、誰でもかれでもSNSではない。

まず自分のお客様はSNSを使う方たちなのか?をよく見ること。

投稿に対してのルール作り。

そしてHPやブログがある場合、そちらが「検索されるしくみ」が大事だといいます。

 

 

代表的なSNSについてメリット・デメリットも紹介していただきました。

(ツイッター・フェイスブック・ライン・グーグル+・ユーチューブ・ブログ・メルマガ)

 

顧客がどのSNSを使っているのか?

と同時に

「社内で継続していける環境作り」についても言及され、

次の3つを挙げていらっしゃいました。

・「好きなスタッフに好きな方法で」~専任ではない、好きでないと続かない。

・「SNS発信も仕事だ」ということを社内で認知させる。

・短期的な成果を問わない 

 

続いて活用事例報告です。

ホテルエース盛岡の管理・企画マネージャーの田中宣行さんです。

ホテルエースさんは基本的にはすべてのSNSをやっていらっしゃいます。

そして自社HPのトップページからすべてリンクできるようにしています。

 

そのなかでも力を入れているのが動画です。

こちらは盛岡駅からホテルまでのご案内動画。

こうした自社の紹介の他、そもそも岩手へ来ていただくための

「岩手の観光案内」を充実させていらっしゃいます。

こうした動画は50本以上あるでしょうか?

詳しくはこちらをご覧ください。

 http://www.hotel-ace.co.jp/

 

そして、社内で継続させる環境作りとして

「スマホやカメラをいじっている時間もこれは仕事」ということを社内に認知させた

とお話していました。

「効果については1年以上の長いスパンで考える」という上司の理解もあり、

社内での勉強会も開催したそうです。

また、田中さんは「投稿する時間帯・内容」について一定のルールを設けていらっしゃるようでした。

「個人との線引きはあえて曖昧にしています」

 

実際、田中さんのフェイスブックの投稿を見て

宿泊に来られるお客様が増えているんですよね。

 レスしたり、時間のあるときは他の方の投稿にもコメントしたり、まめに「ホテルエースの田中さん」と人間関係を結ぶ様子が感じられます。

 

続きまして僭越ながら私。

ツイッター・フェイスブック・ブログの3本をしておりますが

基本的には

フェイスブック~仕事相手探し&ひとつの信用調査(雲の上の存在だった人ともつながるチャンスはある!)

ブログ~新規会員探しのツールとして

ツイッター~#の活用・この凄さに気づいたのは「#あまちゃん」

「あまちゃんNIGHT」の成功はツイッターからの拡散という

話をさせていただきました。

 

その後、15名で懇親会。

岩泉純朴家具の工藤さまの実演紹介。

もちろん参加者がこの様子をすぐにSNS発信!

自らの発信もいいですが、第3者からの発信ってききますよね。

 

 

なぜか懇親会の女性たちのお写真がない・・・?

 

しかし、こうして半年たって振りかえると

「SNSってやっぱりナマモノだなあ」という感じを受けます。

その後、動画傾向は強くなり、

一方でSNSのビジネス活用についても

いろいろ制限がでてきたような。

また機会を設けて活用事例報告会を開催していきたいと思います。

 

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ビジネスセミナー第3弾~見えない顧客を常連客に変えるメルマガ活用術~

※5か月前、3/5に開催したビジネスセミナー回顧録です。

 

 

事業主の方を対象としたビジネスセミナー、過去2回はフェイスブックをテーマに行ってきました。。。が、

今回のテーマは「メルマガ」

 

 

 

それって、SNSなの?とお思いでしょうが、

 

ネットを介して人とつながるという点ではブログと並んで原点にて王道です。

 

 

講師はこの方

「ネットで日本一、酒を売る男」佐々木伸一さん

 

 

岩手の酒蔵 ㈱あさ開の直営WEBSHOP「あさ開十一代目源三屋」店長でございます。

 

いかにも人のよさそうな酒屋の兄ちゃん風の佐々木店長ですが、

9年前の2004年3月、あさ開が楽天市場へ出店して以来、その責任者となり、

今や、年商2億!!

 

 

その原動力は・・・というと、

「お酒の紹介20%+ムダ話80%」といわれるメルマガです。

 

ではさっそくセミナー!といきたいところですが、

岩手を代表する蔵元「あさ開」です。

せっかくなので参加者全員で「酒蔵見学」からスタートしました。

 

 

 

今回も40名の方々にご参加いただき、観光客のようにゾロゾロと工場内へ入ります。

 

見学時間がすでに15時をまわった時間帯につき、残念ながら工程の多くは終了

酒造りの作業工程等は担当ガイドの方からの説明とパネルで見学しました。

 

 

それでも、地元こそ意外とこうした観光施設を見学したことがないもので

ほとんどの方があさ開の蔵見学は初めて!とのこと。

 

 

 

「次回は仕込みの様子など見れたらよいなあ~」などと感想をいただきながら

すでに物産館にてお土産品の試飲と試食もすませ、

セミナーがスタート!

 

 

 

まず参加者に配布されたのは、WEBSHOP開設以来のデーターでした。

毎月の売上・件数・HPアクセス数・アクセス人数・客単価・メルマガ発行部数

それと転換率といって、

「HPにアクセスしてもらった人のなかから商品を買う比率」もありました。

 

通常、この転換率は通販SHOPの平均が、1~2%だそうです。

つまりHPを閲覧した人が1000人いたとするとそのうち10人強しか買わない。

しかし、直近の源三屋さんのデーターは、それがなんと10倍の13.2%!!

 

 

 

しかも佐々木さんのメルマガは

メルマガを配信される38000人(2013年3月時点の登録数)のうち

なんと約半数が購入履歴のあるお客様。

 

ちなみに、とあるデーターをみますと

「企業から配信されるメルマガのうち購入客は約1割」

という報告もあるなかで、5割ですよ!!

イチローを越えてます。

 

 

なぜ佐々木さんのメルマガは読まれるのか

なぜ佐々木さんのメルマガは注文がとれるのか

その秘訣をたっぷり2時間、ノンストップでお話いただきました。

(写真は一見、弾き語りライブ風に見えますが、講演です。)

 

 

まずメルマガの目的は

「お客様との信頼構築」にあると佐々木さんはいいます。

ご本人いわく、全国的にみたら「特別に有名でも特殊でもない岩手の地酒」

これを買っていただき、そして

「生涯通じておつきあいできるお客さん」になっていただくためにすべきこと。

 

 

「人は、リアルな店舗でも、通販でも、

信頼できる人からしか、買いません。」

 

そのためには、「店長ササキ」という人を、「徹底開示」し、

読んだ方が、「面白い、楽しい、良い話を聞いた。」と思っていただく。

それがこちら

 

 

 

そして、もっともこの講演で衝撃的だったのは次の言葉でした。

 

 

「メールマガジンはお手紙です」

 

 

お手紙は、誰かに向けて書くもの

 

「宛先のないメルマガは

それは単なる商品ページのチラシ・カタログです!」

 

 

お手紙であるメルマガはどれだけ個人のお客様をイメージして書けるか?

がポイントで

 

佐々木さんは3タイプのお客様を意識して書いているといいます。

①信者

何度となく、ご利用いただいている方には「わかってますねえ」「わかってるでしょ?」

という特別視扱いされている感で。

 

②アンチ

あさ開や自分のスタイルを受け入れてくださらない方にも配慮する

 

③そのどちらでもない

商品の良さ・熱意・他のお客様の評価・ランキングをきちんとお伝えする。

 

 

この3タイプのお客様を意識して

「価値を手紙でお伝えする」のが佐々木さんのメルマガです。

 

 

私も佐々木さんのメルマガの購読者のひとりですが、

ひとことでいうと、佐々木さんのメルマガは

「スーパーの実演販売士」のような気がいたします。

 

ひとりのお客様が味見すると、いつの間にか、人垣が出来てしまうタイプの販売士。

最初は、くだらない無駄話に、

「ちょっとお兄ちゃん、なにいってるの?」と会話しながら、

いつの間にか、「お酒誕生に至る物語」「働く人たちの思い」を伝えられ、

「へえー そんなにすごいお酒なんだあ」と関心し、

最後に「杜氏からナイショでわけてもらった最後のお酒なんですよ~」

と決め言葉をいわれて、思わず買ってしまう。

 

 

スーパーでのたった5分か10分の会話のなかで

「店長ササキ」の子供のころの武勇伝から

「どれだけ杜氏が精魂こめて作ったお酒」なのか、

「作り手の思い」までしっかり伝える。

 

 

それとこれはある意味、「目からウロコ」だったのですが

佐々木さんは、自分のメルマガが嫌われるのをまったく恐れていないように見えます。

(※ご本人に確認したわけではないので、あくまでも「私にはそう見える」ですが)

 

 

毎週のメルマガの冒頭の但し書きには次の文章が入ります。

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆ 特にこのメルマガについて ◆
当店は「仕事は真面目に一生懸命に」がモットーですが、  メルマガは長文でおふざけ・くだらなさに定評があり、  波長があったお客様には高い中毒性がございます。
しかし、お客様によっては「不謹慎だ」「ふざけている」と、  お好みに合わない場合がございます。
ご迷惑に感じる方はご遠慮なく、  ↓以下より配信停止なさってください。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

私も約460名ののびあの会員さんにほぼ毎週メルマガを書いていますが、

長いメルマガを書くとその時点ですぐに閉じられてしまうような気がして

あいさつは極力短く、本文を長く書いていました。

今、思えば、会議の議事録のようなそっけなさです。

 

 

しかし、佐々木さんのメルマガと出会って

変な話ですが「嫌われる勇気をもとう!」と決めました。(可笑しい?)

 

 

メールボックスに届いて、一度も開かれることなく、ごみ箱行きにされるより

「あいさつとあと書きしか読まないけどいつも笑っています」

と楽しみにされるメルマガにしようと、方向性を変えました。

 

 

 

 

実は、これを書いている8/11

その2日前の8/9は、

岩手県と秋田県では

「これまで経験したことのないような豪雨」が降り、被害がでました。

 

※被害状況をまとめたツイッター

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1308/09/news130.html

 

その日は、のびあのメルマガを配信予定だった金曜日でしたが

会員さん宛のメルマガを中止いたしました。

 

被害を受けているかもしれない方々にどんなメルマガにしてよいかわからなくて

書けなかったんです。翌日も。

 

ですが佐々木さんのメルマガは、豪雨のあった翌日に、

「即日の商品出荷よりも従業員や得意先の安全を確保し、商品を出荷しなかった」という

事情と「それが3.11を経験したものとしての判断」という企業姿勢を書いて

届いていました。

 

なんだか格の違いを感じてしまいましたね。

 

 

 

「無駄に長い」といいながら、一気に読ませて、

ふっと吹き出したり、

感動させたりするこの技は

本人いわく「くだらないことならナンボでも書ける特技」といいますが

「言葉の魔術師」です。

恐るべし「店長ササキ」

 

 

 

さてセミナーのほうは、メルマガ同様に40人の参加者を

たっぷりと魅了しながら終了。

2部の懇親会へ移りました。

 

 

 

 

名刺交換も盛んに行われております。

 

 

もちろん、あさ開自慢の冷酒4品も飲み放題です。

 

手品あり、両手に花あり、恒例のPRタイムありで盛況でした。

 

 

 

3/5のセミナーの振り返りが5か月後になってしまいましたが

よいメルマガというのは

 

 

①わかりやすい

②親しみやすい (お店ではなく個人が書く=キャラクター=例:店長ササキ)

③行動したくなる(クリックしたくなる)

 

だそうです。

 

その後、私自身のメルマガで、いったい何人の方と

「生涯にわたっておつきあいいただけそうな」信頼関係が出来ているのか

と振り返るきっかけになりました。

それを、5か月も更新遅れた理由にしてはいけないんですけど・・・・・。

 

 

佐々木さんのメルマガはこちらから購読できます

http://www.rakuten.co.jp/asabiraki/news.html

 

あさ開直営ショップ「あさびらき十一代目 源三屋 」のHPです。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/asabiraki/?scid=rm_205335

 

お忙しいところ、講師を快諾していただいた佐々木店長

そして年度末に関わらずご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 

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