さて今回のテーマは「女性ホルモン」です。
いつもはのびあ会員有志の運営委員さんとあれこれ話し合ってテーマを決めるのですが
今回は私、高橋のゴリ押し企画!
なぜかというと、私、この方のお話を聞いてどうしてもこれを世の女性の皆様にお伝えしなければ!と思ったんです。
その方は、田村恵子さん!
滝沢市鵜飼の田村産婦人科勤務の助産師さんです。
助産師歴30年以上でとりあげた子供の数は3000人以上!
実は私の長女もそのなかのひとり。
17年前、私の「初めてのお産」でした。
で何をお伝えしたかったかというと・・
「女の一生は
女性ホルモンに支配される一生なのよ。」
田村恵子先生はその時、こんな話をしてくださいました。
「だいたいにして、女はひと月の間で調子いいときは、7日間ぐらいしかないのよ。
あとの21日間はどこかおかしいのが普通なのに、
女の人はまじめだからすぐ悩んで自分のせいにしてしまうでしょ?
でも違うの。
女性ホルモンなのよ」
そうなんです。
「1か月の間で、2/3はどこか調子悪いのが普通で、それはあなたのせいじゃなくてホルモンなのよ」
をお伝えしたかったんです。
だって、真面目で頑張りすぎてココロが疲れている人、最近すごく多いんですもの。
・・・という思いが通じたのか、会場の盛岡市内丸の北ホテルには20代~60代まで31名の女性にお集まりいただきました。
今回は3部構成になっていまして
第1部 田村助産師による講演「女性ホルモンを理解する」です。
「行きたい!だけど仕事でどうしても行けないから詳しく教えてちょうだい!」
と数名の方にいわれておりましたので
あっという間の60分を頑張って再現してみようと思います・・・・。
「女性ホルモン」というのはまず2種類あって
① エストロゲン (卵胞ホルモン)
②プロゲステロン (黄体ホルモン)
その2つが1か月間、こんな感じでいりまじっているのが、女性の1か月なんですって・・・
で、「どこが調子のいい7日間なの??」 といいますと、卵胞期です。
憂鬱な生理が終わって、排卵の前まで。
田村先生にいわせると 「女子力アップの7日間!」だそうで
美しく、代謝もよくて、ダイエットにも効果的な奇跡の7日間♪
ところが排卵を期に絶不調へ。
イライラしてやたら攻撃的になったかと思えば、集中力がなく、無気力になってボッーとしてみたり、
眠いし、むくむし、頭痛したり、吐き気したり、ニキビができたり、人によってはやたらと食べたくなったり・・・
そして生理がくる。
これを現在女性は、およそ450回繰り返すのだそうです。
450回÷12か月=37年間
初潮の平均年齢が11才~12才で 、11才+37年=50才⇒閉経の平均年齢
いわゆる更年期というのは、「閉経を境にした前後の10年間」をいうのだそうです。
ここから次第に田村先生、エンジン全開に!
「昔はね、平均寿命が50才かそんなもんだったでしょ?
だから閉経したらハイ、あの世へだった。
昔でいえば50才はけっこうなお婆さんですよ。」
ちなみに高橋は来年47才になるので、昔でいったらけっこうなお婆さんです(沈)
「ところが今は平均寿命がうんと延びて、
エストロゲンほとんどでなくなってもあと30年生きていかなきゃいけないでしょ。
だからアンチエイジングが大事なのねーー」
で、更年期というのは、
「もう卵巣から排卵できなくなってきたんだけれど、脳がそれに気が付かないで
卵を産めー産めーと指令をだしている状態。
でも脳のなかはホルモンだけでなくて、自律神経の指令もだしてる。
だから今度は自律神経おかしくなってくる。これが更年期障害」
そして田村先生。。ここで名言を言い放ちました。
「50~60才は、まさに
ゆるんでくる。さがってくる。心がすさぶ 」
ですが、今はストレス社会でしょ?
ストレスとか、冷やす生活とか、食生活、極端なダイエットによって、ホルモンと自律神経おかしくなって、
20代から 「更年期」の症状訴える人ふえてます!!
ところが、まさかホルモンバランス崩れてるって思わないから
いろいろな科を受診していっぱいお薬もらってくるの。
そして、抗うつ剤をもらってくる。
でも抗うつ剤は最後の最後にしてほしい。」
その前に
漢方、利尿、ビタミン剤、ホルモン補充療法・・・そしてカウンセリング。
とくに、田村産婦人科で効果をあげているのが、アロマをとりいれた治療なのだそうです。
・・・ということで、第2部の「アロマ」へと移るわけですが、
ここまで聞いてばかりの60分ですので、ストレッチを入れました。
担当は 高橋久美子先生。
足で踏むマッサージのフーレセラピーのほか、
ヨガのインストラクターの資格も取得中。
そしてこの大人のおけいこクラブの運営委員でもあります。
通称タカクミさん。
あるときは受付嬢そして今日はストレッチの先生です。
そしてタカクミ先生の3分間ストレッチヨーガバージョン
田村先生とアロマの鈴木先生もストレッチ中
そして第2部のアロマです。
第2部 「アロマを上手にとりいれてみる」 ちいさな種代表 鈴木千里先生
使用したアロマがこちらです。そしてハンドマッサージ用のお手製の肘掛です。
アロマは5種類。
◆青・・・アレルギー体質お助けアロマ&集中力アップ
◆黄・・・自律神経を整えるアロマ&脂肪燃焼効果もあり、ダイエットにもよい。
◆緑・・・リフレッシュ&免疫力アップのアロマ。
◆ピンク・・・婦人科お助けアロマで生理痛・更年期・産後ケアによいが、妊娠中期までの妊婦さんはお腹が張ってくるので×
◆白・・・不眠の方へぴったりのアロマ。しかし眠気がくるので運転や仕事前は×
ということで、これから1種類を選んで相モデルでハンドマッサージをしております。
前で鈴木先生と田村先生がお手本をして、みなさんでマネッコします。
今日がはじめて同士がペアを組んだ方も多かったですが、みなさんこんないい表情です!
優しいお顔でリラックス・・。マッサージする方もされる方も・・。
さて・・すっかり和んだところで、お腹もかなりすいてきて・・
第3部 薬剤師監修の「ホルモンバランスを整える薬膳ランチ」
ここで管理薬剤師の資格をもつ北ホテルマネージャーの近藤ゆかりさんから「薬膳ランチ」の解説です。
参加者の手元には、今回の薬膳ランチを成分別に表示した
「ホルモンバランスを整える成分表」が配布されました。
資料にして3枚の大作!
まさしく処方箋ですね。
でお楽しみの薬膳ランチです。
今回のメニューには「女性ホルモンバランスを整える美アップ」成分がたくさん入っていまして
タウリン・リシチン・アントシアニン・イソフラボン・カテキン・ビタミンA・B群・C・D・E
それがメニューのなかの何の素材に入っているのかも全て成分表に記載してありました。
で・・・じゃーん!!見た目も味も素晴らしく
とくに写真右の「湯葉饅頭」が絶品!!なかにクリームチーズが入っているんです!!
デザートはくずきり。
葉酸、鉄、オリゴ糖の入った蜂蜜と女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンたっぷりの黄粉
これだけじゃないのです。
近藤ゆかりさんは、管理薬剤師の資格を活かして
お悩みにあわせたハーブティーのブレンドをしてくれます。
今日は「女性のためのハーブティー」だそうで、
イブニングプリムローズ、チェストベリー、ラズベリーリーフほか4種類をブレンド。
おなかも心も満たされて、こころなしかお肌も潤ってきたようです。
こちらは初対面同士同士でしたが、すっかり打ち解けた雰囲気。
「おけいこクラブ」の良さでしょうか・・・
2か月に1回、田村産婦人科でセミナーを開催中。