10/1 オリーブオイルセミナーを開催しました。
もともとは今年の5/14に開催した「マルコさんの食育講座」がきっかけです。
この時、ちらりとオリーブオイルのお話をいれていただいたのですが
時間の都合でほんとの触りだけで終わってしまい、
「これはこれでまるっと時間をとりましょう」と思っての開催です。
本日の講師は布施かおり先生
オリーブオイルソムリエにして野菜ソムリエ
「オリーブオイルについて語りだしたら止まらない」という先生です。
まず、オリーブオイルとは?
オリーブの実から抽出する植物油で、地中海に面した地域で6000年も前から
食べられていたのそうだそうです。(6000年前って日本では縄文時代)
世界のオリーブオイルは1300種類もあるそうで、うち600種類がイタリアが産地なそう。
生産量で見ると
スペインが第1位で40%、次いでイタリアが19.5%、三位がギリシャで12.9%
ということで、まずはこの三国のエキストラバージンオイルを試飲してみます。
ここで正しいティスティングの方法を伝授
で、カップを両手で包みこむようにして、ゆっくり回します。
歯のすき間から「すっ」と空気を吸い込み喉の奥に流しこむ
酸度という簡単にいうと油の新鮮具合を表す数値によって分かれているそうです。
「精製オリーブ油」が0.6%以下となっており、IOCの基準に照らすと
なので「エキストラバージンオイルが商品名となっているのが実情」なんだそうです。
こちらは震災後に福島県いわき市で始まった「北限のオリーブオイル」です
ギリシャのものがいちばんクセがなく、マイルドで
イタリアのものが辛く
スペインのものが青臭くフルーティーな気がしましたが
途中で、炭酸水にて口のなかを無味無臭の状態にするのを
忘れて、利きオイルがわからなくなった私。
参加者の皆さんはいかがでしたでしょうか?
5月の食育講座の時に、マルコさんは
「イタリア人は甘いものが食べたいときは
オリーブオイルに砂糖、しょっぱいものが食べたいときはオリーブオイルに塩」とお話してました。
そのぐらいの気楽さで、オリーブオイルを常備してみるのも
よいのかもしれませんね。
今日のセミナーが
気軽にオリーブオイルを楽しめるきっかけになればうれしいなあと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。