11/5~6の1泊2日で5年ぶりとなるバスツアーを開催しました。
盛り沢山なので4回に分けて報告いたします。
11/5~6の日程で「福島原発20キロ圏内視察ツアー」を開催しました。
2017年以来、実に5年ぶりの自社開催です。
本来は今年の4月、桜満開の富岡町夜の森の花見もコースに入れて開催するつもりだったのですが、
結局、コロナ増と3/16の地震で泣く泣く延期。
これは来年の春かなあ、、と思いつつも
双葉駅や大野駅周辺の再開発でどんどん震災前の建物が解体されそうで
どうしても年内に開催したい!という気持ちが強くなったのです。
今回のツアー、メインは1日目に予定している中間貯蔵施設の見学。
その定員が20名と決まっているため
一般募集はかけず、2017年のツアー参加者やのびあの会員さん、
さらにはテーマに興味をもっていそうな方々(私が勝手にそう思った方々)にお声かけさせていただき
青森、秋田、岩手、東京、埼玉、神奈川から総勢17名のツアーとなりました。
朝、8:15に盛岡を出発!
途中、一関ICを経由し、浪江ICを11:50に降りる。
ちなみにこれが2022年11/5
こちらは5年前 2017年2/25
そう、この時は左折できなかったのですよ。
すぐに「帰還困難区域」の看板があり、警備の方が立っていたんです。
ツアーから帰宅後、調べてみると、この道路は左折後、何の制限もなく、
歩行者も自転車も通れるようになり、ある地点からは帰還困難区域に入るものの車は通行OKになったようです。
こんな風に帰還困難区域といえども通行できるエリアは大幅に緩和された模様。
「歩行者や自転車はダメだけれど原付含めたバイクや車なら通行可」となった道も多く
この後、国道6号線でバイクを見た時には本当に驚きました。
ちなみに私、今年の1月に中間貯蔵施設に行ってるのですが
その時の6号線は、車だけがノンストップで走っていたのでごくごく最近の話なんだと思います。
ま、そんなわけで、高速降りた瞬間に驚きつつも右折し、道の駅なみえへ。
5年前、このIC周辺にあった家々はほとんど更地になったような印象。
そういえば(2月だったので)梅の花がキレイに咲いている家があったなあ、、などと
回想しながら道の駅なみえに到着!
2020年に奥にある産直やフードコートがオープンし
2021年には手前にあるなりわい館がオープン。
請戸で被災し、山形で酒造りをしていた鈴木酒造店や二本松市に避難し再開していた大堀相馬焼組合が入り、震災から10年めにして浪江町で営業再開しています。
私の昼食はベタだけれどここはなみえ焼きそばを注文
建物後ろにはラッキー公園が出来て親子連れが遊んでいました。
5年前、子供の姿を見ることはありませんでした。
今回、訪問する浪江町、双葉町、大熊町、富岡町で
住民の帰還がいち早く行われたのは浪江町と富岡町で2017年3月。
前回のツアーはその数日前。
いわゆる準備宿泊期間に開催しているので
あの時点で、子供が街にいなくても当然なのですが
現地ガイドさんが
「子供が戻ってきた時、その時こそ、復興じゃなくて新興なんだ」
と言った言葉を思い出します。
今回の参加者17名中8名が前のツアーにも参加してくれた方々ですが
「随分と賑わっているね~!!」
「変わった~!」という声があがっています。
あの時はローソン1軒しかなかったコンビニも今は4軒あるらしい。
小さいながらイオンも出来た。
震災前、浪江町には21000人の方が住み、双葉郡8町で一番の人口でした。
2017年4月で195名の方々が戻り、そこから現在は1878人の方が住んでいるそうです。
駅周辺に行けば更地も多いけれども
少なくともこの5年の確実な進歩を感じました。
、、、、となんと浪江町についただけでこの字数。
それだけこの賑わいが感慨深かったのです。