この本、タイトルがとても長いのです。
しかし、長いのはタイトルだけではなかった。
いや~、朝から気をもみました。
なぜかといえば天気!
3/2といういつもなら春のドカ雪しか降らないような時に
「ホワイトアウトか!」という荒れ模様で
新幹線は「一関から新青森まで運転見合わせ」
高速道路も視界不良でダメ。
講師の川上先生がまず来れるのか?に気をもみました。
が、10時過ぎに新幹線が動きだし
川上先生も「3時間遅れで到着した新幹線に偶然乗れた」ということで
予定時刻より早く盛岡着。
しかし、そのあと、JRのダイヤが乱れに乱れ、担当編集者さんは大幅遅刻したことを思えば川上先生が無事に着いたことが奇跡でした。
次に参加者の方々が来てくれるか?ということ。
それでも30名の申込中、22名の方々が来てくださいました。
というわけで、無事にスタートした時は
なんだか膝から下の力がへなへなと抜けていくようでした。
さて、肝心の講演会はというと
「商品やサービスを変えずに、売り方を変えたらヒットしたものが世の中にはあるんです」
という内容でした。
何をどう変えるの?というと5W2Hを変えてみる
①WHAT「ウリ」②売る時間③売る場所④売る人⑤売る値段⑥売る方法⑦売る目的
この本にもたくさんの例がありますが
今や、トイレットペーパーの芯さえ、メルカリで売れる時代ですものね。
講演では
参加者の方から「スピーカーを売りたい」という声があがり
この「5W2H」で皆で考えてみるというワークショップもありました。
寝具売り場で売ったら?という斬新な意見がでたりして、
この5W2Hを変えてみるというのは
社内会議や、一般消費者もいれたグループインタビューにも使えるかもしれないなあと
思いながら聞いておりました。
そして、後半
川上先生が実際に手がけた事例を聞きました。
大阪にある運送会社の企業理念を手掛けたときに
社長の「俺、運だけはいいんだよ」というひとことをヒントに
「荷物を運ぶ 運を送る」を思いついたそうな。
実際に広告で見ると、中の2文字が「運送」となっていました。
そして、最後に
「売り手に「熱」がなければ人は買いません」
そうなのです!
この出版記念講演会で著者をお招きするのも
作家の熱をそのまま伝えたいからなんです!!
・・・・とこれは、正直いって後付けですが。
ともかくも
あんな地吹雪のなか、
無事に、講演会が終了したという安堵感で
今となっては本の内容がさっぱり思い出せない私でした。
年末年始にまた読んでみようかと思います。
お買い上げ希望の方は、さわや書店さんでお求めくださいね。