昨年末、「年内に書くぞ!」と誓ったイベント報告がやはり年明けになってしまった反省・・
雪がもっさもっさ降る2月の景色を見ながらはや4か月前になってしまった「瀬戸内寂聴あおぞら説法」バスツアー報告です!!
実をいうと寂聴先生のあおぞら説法のバスツアーを企画したのは今回が2回目です。
で、バスツアーというのは、開催にあたって最少催行人数というのがありまして、「30名」
なんと今回はギリの30名!!ほっ・・・
最後のお2人はツイッターとフェイスブックでお申込みいただきましたよー。
でそんなこんなで、のびあ会員女子の方から町内の老人クラブの方まで老若男女もさまざまな方が集まっていただきました。
バスはこちら日本高速バス!
盛岡駅西口から17名さま、滝沢市(旧:滝沢村)役場から13名さまを乗せて予定通り10時半には新安比温泉静流閣に到着~!
社長パネルと英子女将がお迎えしてくれました。
こちらでちょっと早いけれど豪華な昼食をいただきます。
「まだ早い~」といいつつもみなさんこのとおり。完食!!
「今日の天台寺は混みますよ~」といわれて天台寺へ!
渋滞も覚悟し、その際の浄法寺町ネタも用意していましたらあっさりと天台寺着!
といいましても天台寺は実はここからの参道が・・・スゴイのでした。
境内まで、10分~15分の「運気向上坂」
登りがきつくて日頃、運動不足の方だと本当に息があがってしまいます。
やっと、、着きました!がすでに人、、、人、、、、人、、、、
この日は秋の例大祭も行われていたので、右も左もギッシリでたしか翌朝の新聞では3000人!!
でこの日は寂聴さんの法話の前にもうひとりゲストの方がいました。
民族衣装に身を包んだこの方、スワーダ・アル・ムダファーラさんという女性で日本名を森田美保子さんといいます。
私、この場で聞いてるときはよくわからず聞いておりましたがこのスワーダさんって、かのニューズウィークが選んだ「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた方なんですって。
簡単に経歴をご紹介しますと
オマーン国籍を取得し、1990年にオマーンに私立学校を立ち上げ、校長先生となり、園児~高校生までが通う国内有数の名門校に育てた方なのだそうです。
「砂漠に世界一の学校を作った日本人」としてとても著名な方らしく、
寂聴先生や天台寺と何かご縁があるらしく、本日最初の講演となりました。
「困難は自分が発展するための土台となるし、人生に不可能はない。全ての経験が役に立つ」
と力強く語ったスワーダさん。
・・・・というのも実は帰ってきてから仕入れたネタで、このときは音声と視界の悪さもあって
「随分、日本語の上手な方だなあ・・・」と思って聞いていましたワタシ。
・・・・というわけで、スワーダさんの講演会だけでも価値があるお話でしたが
いよいよ瀬戸内寂聴先生登場です!!
しかし。。。何分、今回はメチャ混みのため、寂聴さんまで遠い・・・
が、ハリのあるお声にこれだけの聴衆を一気に引き付ける話術、素晴らしいです!!
話しの趣旨は
「つらいことや悲しいことは束になってやってくる。
いい人がはやく亡くなったり、悪い人が長生きしたり、頑張っているのに報われなかったり、人生には矛盾があるもの。でも矛盾があるからそこに哲学や文学が生まれる。」
そして何度も繰り返していたのが
「絶望してはいけません。もうダメだと思わないこと。
定命(じょうみょう)が尽きるまで生きること。」
定命(じょうみょう)って仏教用語みたいですがよい言葉ですよね。
法話の内容もさることながら
実はこの日、天台寺にはトンボが多く、そしてこれがまたよーく寂聴さんの頭の上にとまるのでした。
「もう私はバカだから、こんなにたくさんトンボもとまるのよ」
写真は、そう云いながらトンボをふりはらう寂聴さんです。
失礼ながら、お茶目でかわいらしい。
さて涙あり笑いありの法話が終わり、帰りの列です。。。。
団体バスも30台ぐらい来てましたね。
すごい人。。人。。人口4600人ぐらいの街が倍ぐらいになっちゃうんですから凄いもんです。
帰りは浄法寺の産直へ
そして今回は、野菜ソムリエ兼内科医の宮田恵先生からも特別に車内講演を少し。
(なので今回のバスツアー、実は豪華講演3本立てだったわけです!!)
このあとはまた新安比温泉に戻り、温泉&ケーキ!
女性にはこのスイーツが嬉しいねえ。
こちら寂聴さん命名の「らくらく湯」
今回の参加者の方々のお写真です(許可いただいた方のみ掲載しております)
初対面とは思えないぐらい仲良くなっていただいた冨田さま・菊地さま・藤原さま
こちらは宝来館を訪問した「復興応援バスツアー」の時にも参加してくださった方です。
町内でお世話になっておりますお2人
こちらも町内でお世話になっているツネさん
そして今回、30人めの申し込みをフェイスブックでしてくださった小苅米さん。
こちらは女子100人委員会ののびあ会員でーす。
全員、妙齢とは思えないハシャギぶり。
バスツアーってたった1日ですが、それまで出会うことのなかった方々で行動を共にする日。
観光の基本のような気がして私は好きです。
お天気にも参加した人々にも恵まれた楽しい1日でした!