決戦は日曜日、7月1日(日)、もりおか歴史文化館に独身の男女各10名が集合!
ところがこの日7月1日は、
もりおか歴史文化館は、開館1周年だそうで、
マスコミ関係者やらアトラクションやらで玄関前はめちゃ混み状態。
なんだかよくわからないまま、係員のかたのすすめで、
もりおか歴史文化館1周年のモチを全員がゲットし、
「モリオカの中心で愛を叫ぶツアー」がスタートしました!
さて、本日の合コンは2部構成。
第一部は、もりおかガイドさんと歩く岩手の「岩」伝説
ということで2時間ほど散策。
そして第二部は東家大手先店にて昼宴会。
第一部はこちらの、もりおかガイドさんにお世話になります。
緑のお帽子がとても似合う、お2人。
右が門脇紀子さん。左が高橋華津美さんです。
運命のくじ引きも済ませ、男女5人ずつ2グループに分かれます。
いつもの「おけいこクラブ」だと、冒頭にHPへの掲載許可を取るため
「写真映るとマズイ人、映りたくない人ぉ~?」と聞くのですが
今日は内容が合コンだけに、
「写真映ってもいい人ぉ~?」
といつもとは逆の聞き方をしたところ、
「はい、はい、俺、俺」とどこかの小学生のごとく手を挙げてくれました男子がひとり。
佐々木伸一さん。
某有名地酒メーカーのネット部門店長さん。ギリギリ30代。
よって、今回の記事は佐々木さんの合コンドキュメンタリーとなることをお許しください。
(っていうほどあとから見たら写真が枚数なかった・・・)
おおっと、既にツアーはスタートしておりました。
これ知ってる?
盛岡と姉妹都市のカナダのビクトリアから送られたトーテムポールだそうです。
「そういえば小学校の卒業制作でトーテムポールを私作ったわ」
と、「幼少の私の思い出話」というどーでもいいことを語るタカハシに対して、
ガイドの門脇さんったらさすがです。
歴史文化館から岩手公園へと歩く一行が鶴ケ池にさしかかったとき、
「ここは7月末になると、ホタルがくるんですよ。
ぜひ今日はカップルになって、
デートでホタル観賞にいらしてください」
参加者に合わせたガイドぶり、すばらしい。
こんなマチナカに?と思うけれど、
盛岡城跡公園ガイドマップにもちゃんと「ホタルの里」と書いてました。
その気配りにクラッときたのか、
佐々木さん、
門脇ガイドに熱視線ビーム!&既に石垣に夢中!
さりげなく自身のうんちくを語り、合いの手を入れるその努力、
できればガイドさんでなく参加女子に向けて下さい。
一方、蛍の話に
「おお~男同士で酒持ってくるかあー!」とゴーカイに笑う男子も。
このゴーカイさは照れかくしなのと女子の誰か気づいてね。
心中は仲人になりながら、一行は有名な「南部注意銅像台座前」まできました。
ここは私が小学校の遠足で
子供心にも「どうして台だけなんだろう?」と不思議に思った場所です。
戦時中の鉄需要に供出してしまい、台だけなんですよね。
そしてこの頃、私は気づいた。
高橋華津美ガイドを中心にまとまって班行動しているBグループに対して
細ながーい列を作り、我が道を行くタイプのAグループ。
私は、Aグループに同行していましたが、
門脇ガイドのお話を聞く時だけさっと集まってあとはいたってマイペースなAグループ。
門脇紀子ガイドの話は、南部のお殿様の話へと続きます。
南部の殿さまって実直で、言葉を替えれば地味なイメージを私はもっていたのですが、
結構な遊び人でもあったらしく
現在の菜園に「おとなの幼稚園」をお造りになり、そこへ渡る専用の橋を造ったり
もっと驚いたのが、ここ盛岡城にも「大奥」があったとのこと!!
28人の側室がいたらしいです。
こんなトリビアなネタを教えてくれるもりおかガイドさん。
ブラボーです。
私なんてこの「盛岡城大奥」の話、
この夏、「ねえ。知ってる?」と自慢げに20人ぐらいには話ましたもの。
ここで盛岡城の解説を少々
1958年 南部重直が盛岡城築城を豊臣秀吉に許可され、
全国から優秀な石積み職人が集められたのだそうです。
内丸の岩盤は固いとは聞いていましたが、こんな岩盤だったそうで、そりゃ掘るのも一苦労。
でもこの固い岩盤が先の震災の際も盛岡を守ってくれたんでしょうね。
そして全国の石垣ファンをとりこにする石垣。
石積み職人は、「ここ、俺の石垣」を示す跡を残すのだそうで、
石垣の積み方にも個性があるのだそうです。
実は石垣の写真撮るとき、
「これ後から見たら、何の積み方だかわからないよね~」
といいながら写真を撮ったのですが、
今まさにその状態。
そのときは「はー」とか「ほお~」といいながら聞いてたんですけど。
これはたぶん、「笑い積」 たぶんね。
口をあけて笑っているように見える積み方だそうですが、
不安定な大きな丸い石のまわりに小さな石を積んで補強しております。
そして、こちらが、なんだか忘れてしまった積み方です。
石垣の崩壊を防ぐ積み方だったかしらん・・・?
切込接(きりこみはぎ)かなあ・・・?
そうこうしてるうちに、有名な石川啄木の歌碑前です。
「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心」
これは十五歳の時に詠んだ詩ではなく、
東京時代に詠んだものだとか。
ガイドさんの話す石川啄木と金田一京助の話もおもしろかったですが
やはり女性として啄木の妻・節子さんに惹かれるものがありました。
石川啄木には、
今のお金に換算して1400万ぐらいの借金があり、
妻以外に夢中になった女性もいる。
「どうして節子さんは啄木と離婚しなかったのかしら?」
などと合コンにあるまじき質問をする私。
しかも、啄木の亡くなった翌年に自分も死んでしまうなんて、
せめて印税生活を堪能してから亡くなってほしかったなあ・・なんて、
妻・節子さんに深く思いをはせました。
啄木の好きだった薄紫の着物を着て東京へ旅立つ彼を見送った節子さん、
ご存命でしたら聞いてみたいこといっぱいあるなあ。
啄木の歌碑も何度も見たけれど
桜と紅葉を見る場所だった岩手公園が
それまでと別の風景に変わりました。
これも、もりおかガイドさんのおかげですね。
ちらッと拝見しましたが、ファイルは資料と手書きのコメントでぎっしりでしたもの。
こちらはBグループ担当の高橋華津美さんです。
さて一行は桜山神社の烏帽子岩を抜けて、石割桜を見物。
そして岩手の発祥の地といわれる三ツ石神社へ
「昔、この地方に羅刹という鬼がいて、
その鬼を退治した際にここにある巨大な三つ石に
二度と悪さをしない約束の印として手形を押させた」
が、ご存じ「岩手」の由来で、
その羅刹が現在に蘇って悪さをうるという前提で、
岩手初の戦隊もの・鉄人ガンライザーになるわけですね。
さて、
ここまで歩いて2時間、すでにへばっている男性がひとり・・・
もうすく飯だ。頑張るのだ。
ここまでお世話になったもりおかガイドさんとお別れし、
一行は昼宴会会場の東家大手先店へ。
散策のグループとは交換して長テーブルに男女対面で座ります。
石川啄木も蕎麦が好物だったというし、
昔は「そば屋で昼酒が粋だった」ということで
希望者にはお酒も。
つまみもかき揚げに出し巻卵、お刺身に・・・・。
蕎麦もデザートもおいしかったよー。
先ほどまでガイドの門脇さんの後姿を名残惜しそうに見送っていた
佐々木さんもちゃんと女子と話し込んでいます。
よかった・・・。
さてこうして約1時間の歓談タイムに、
参加者にはカードを渡していまして
「また会いたいなって思う人の名前を書いてね」カード
そうです。
「モリオカの中心で愛を叫ぶツアー」もいよいよクライマックス!!
今日のメイン、「愛の3分間わんこ」へ
本日の夢の舞台「愛の3分間わんこ」の会場設営もお給仕さんのおかげで
あっとういう間に終わり
スタンバイOK!!
「愛の3分間わんこ」とは?
見事、カップルになった2人には
3分間のわんこ体験をしていただきましょうというこの企画。
お給仕は彼女、食べるのが彼氏です。
でいよいよその瞬間はやってきたー!
佐々木さん、この場に及んでも
「(ガイドの)門脇さんの下の名前がわかりません」などと発言し、笑いをとっています
・・・・カードを回収し、集計中・・・
本日お手伝いをお願いした既婚者会員まゆみちゃんが
「惜しい・・・」と何度もつぶやいたように
男女の仲は思う人には思われず・・・・。
片思い→片思い→片思い が交錯するなか、
今回、誕生したカップルは1組!!
まさかのこの方がカップルになった。
万雷の拍手とファンファーレのなか、
その瞬間のお顔です!!
「え・・・・・・? 俺・・・・・・?」
この当惑とうれしさと、
いとしさとせつなさと心強さが混じったこの顔。
今日のベストショットでしょう???
「おめでとう」
しかし、
1組だけのわんこを見てあとの18名がギャラリーというのも味気ないので、
わんこそば未体験の方4名にも参加していただきました。
お給仕さんから説明を受け、いよいよ開始です。カーン!
こちらは転勤で3か月前に横浜から岩手へ越してきたというSさん、すでにお顔が苦しそう。
この頑張りは次の幸せの序章となるはず!根拠はないけどきっとそう。
だからお願い、くじけないで。
3組のなか、
いちばん食べたのがKさんとYさん組で
3分間でたしか50杯以上だったかなあ?
後日、賞品を郵送いたしました。
とくに男性のK氏は、
「本当のわんこそば大会にでたほうがいい」と
お給仕さんにもすすめられていました。
合コンに参加してフードファイターへの道を勧められるとは・・・
お顔の写真を掲載できないのが悔しいおす。
もちろん、
彼女にいいとこ見せなきゃいけない佐々木さんも頑張りました。
ちなみにお給仕役の彼女の方は翌日腰痛。
わんこのお給仕さんって、
「はい、どんどん」の掛け声と共に笑顔でお給仕していますが
完全なる中腰状態なんだそうです。
偉いなあ。
さて見事にカップルになった佐々木さん、誠にめでたい。
そしてこれを掲載した佐々木さんのフェイスブック
「いいね」が凄かった。
300越えてたかなあ?
まあ,カップルにはならなくてもこうやって参加者同士メルアド交換している人も。
あれれ、男同士でメルアド交換ですか?おーい。
さて、夏の日の甲子園のごとく終了した?のびあ初の合コン「モリオカの中心で愛を叫ぶツアー」
後日、女子の参加者からこんな感想をいただきました。
「普通の合コンだと初対面同士でいろいろ話さなきゃいけなくて
それが間がもたなかたり、苦痛だったりします。
でも今回は盛岡ガイドさんのお話もおもしろかったし、
ガイドさんの話を聞く態度で
ふだんのその方の様子や人柄が垣間見えたりして・・・・
選ぶ際のポイントになりました。」
とのこと!
一部の散策で人の話を聞けるか、どうか、
協調性があるかどうかを観察されてましたよ~。
はーーーやっぱり女子は見てますなあ。
協調性を観察されたわりには、比較的協調性に欠けるAグル-プから
カップル誕生。なぜだろう・・?
ま、恋って不思議なピーチパイですもんね。
まずは交際をスタートさせた佐々木さんと〇〇さん、おめでとうございます!
他の18名の方々、次回、リベンジね。
・・・・って次会はいつなんだろう・・・・?