スマートフォンのメリット・デメリット?

第二回担当も吉田智樹です。

「IT&モバイル講座初級編」第二回もスマートフォンについて。

前回を見ていない方はこちらからどうぞ。

今回は、スマートフォンのメリット・デメリットについてです。

ここのところ考えていたのですが、基本的にスマートフォンはデメリットのほうが多いように感じます。

私が一人でどれだけ考えてもデメリットばかり目に付くので、docomoの店員さんに聞いてみました。「ガラケーの方が良いですよ!」と力強く発言されてしまいました。

色々と問題がある発言のように感じますが実際のところ、販売店でもスマートフォンが優れている点の説明がうまくいかないようでした。

仕方がないので、たくさん出ているスマートフォンから私が思いつくメリットデメリットをあげていきます。

でもその前に、スマートフォンの違いについて。

◆Apple iPhone 公式サイト

言わずとしれたスマートフォンブームの火付け役です。iPod touchに電話機能が付いた物なので、使った事がある人には違和感なく操作できると思います。

音楽を聴いたり等機能的には魅力も多いですが、電池交換ができない、外装が割れると修理に6万以上かかる等、長期間使う事を想定していない部分も多くあります。

Apple以外では製造販売していないのでデザインに対する選択肢はありません。他人と同じ物がいやだという天の邪鬼な方にはお勧めできません。

◆Google Android 公式サイト

様々なメーカーから販売されているスマートフォンの主流と言えます。ワンセグやおサイフケータイに対応した物などガラケーを使っていた人にもなじみやすいモデルが増えてきています。

動作が軽快な物や画面がきれいな物など様々な特性を持つモデルが乱立しているので購入するときは用途を含めて考える必要があります。

auのIS03docomoのSH-03Cなどシャープ製のスマートフォンではガラパゴス機能で電子書籍が購入閲覧ができるようになっています。

電子書籍が流行と言いますが、手元に紙の本を置いておきたいという私は異端なのでしょうか?よくわかりません。

◆Microsoft Windows Mobile 公式サイト

長年使われてきたスマートフォンのモデルです。単体での機能はあまりありませんが、パソコンとの連携で生きてくるスケジュール機能などビジネス用途に最適です。

メールメインの人には使いやすい機能が多い反面、電話を使う人には電話の呼び出しの面倒な部分が好まれません。

毎月様々なデザインのテーマが提供されているので、自分の好みのデザインにしやすいスマートフォンが多いようです・

WindowsPhoneが来年春頃に国内で発売される予定ですが、こちらは使い勝手が良いようです。

スマートフォンの大きな違いは上記の3つのOSが搭載されている部分にあります。OS毎の違いは使えるソフトが違う部分でもあり、操作が変わってくるので、実際に触って選んでみると良いでしょう。

スマートフォンのおおまかな違いを説明したところで私が思いつく限りのメリットを紹介していきます。

1.デザインがきれい

メーカーによって多少差はありますが総じて大型のタッチパネルを搭載して、操作用のキーを無くす事でシンプルなデザインになっています。好みにもよりますが、今までのケータイのイメージを覆したデザイン、画面全体が操作可能と言った部分はスマートフォンならではの機能といえます。

2.音楽プレーヤーの機能が付いている

一部機種では使えない物もありますが、スマートフォンで音楽を聴く事ができます。今までのケータイでも聞けたとは思いますが、汎用のイヤホンやヘッドホンを使えるので、自分の好みにあったスピーカーを選べるのは便利かと思います。

3.未来が広がっている

前回、少しだけ触れましたが、スマートフォン最大の魅力はカスタマイズ可能という部分にあります。iPhoneであれば「App Store」、マイクロソフトのWindowsMobileは「Windows
Marketplace」、Android「Android Market」といった具合に、各スマートフォンにはそれぞれアプリを配布するサービスが存在します。これらの配信サイトからゲームだけでなく、音楽やビデオと言った機能を気軽に追加でき、カスタマイズできるのがスマートフォンの魅力なのです。

とメリットをあげてみましたが、よくわからないけど使ってみたいという方はiPod touchを触ってみればイメージがつかみやすいかと思います。

電話機能のないiPhoneがiPod touchのような物なので、量販店などでちょっと触ってみるか、apple販売員の方に聞いてみると一番イメージがつかみやすいと思います。

次にデメリットの紹介です。一部機種では解消された物もありますが、ほとんどのスマートフォンでは未だにデメリットとなる部分も含めています。

1.FeliCaなどの電子マネーに対応していない

ケータイには付いているのが当たり前になりつつある電子マネーですが、対応している機種は非常に限られています。そもそも海外では電子マネーが普及していません。現状では実験段階の状態なので、海外メーカーが対応するまでには後数年はかかるでしょう。

今年の冬モデルから機能が追加されたモデルが国内メーカーから次々と投入されました。電子マネーなどが使いたい方でもスマートフォンを使いたいという方にお勧めです。

2.ワンセグがない

最近はケータイでテレビを見ている人が多いように感じますが、標準状態でテレビが見られるスマートフォンは少ないのが現状です。別途1万円程度のチューナーを買えば見る事は出来ますが、追加購入に抵抗感のある方も多いようです。

標準で付いてくるスマートフォンはまだまだ少ないので、TV見る方はスマートフォンを選ぶのは避けた方がよいと思います。

3.カメラ機能が使えない

カメラ機能が付いていないとは言いませんが、画質の低さは10年前のケータイと良い勝負をする位です。最近では標準になってきている手ブレ補正もありません。

docomoのP-03CL-03C等のデジカメにケータイ機能が付いたような高性能は求めませんが、もう少し高画質のカメラを乗せて欲しいところです。今後のモデルに期待するしかありません。

特にP-03Cは安いデジカメよりも高性能、高機能なんですよね……

4.バッテリーの容量が少ない

スマートフォンは使用できる時間が非常に短いです。カタログに書かれている時間だと、大差有りませんが、実際に使用してみるとカタログの半分程度しかバッテリーは持ちません。すぐに電池が切れてしまうので、よく使う人であれば外付けバッテリーが手放せなくなります。

丸一日使うのであればよほど大型のバッテリーなどを選ばないといけなくなるので、荷物が重くなりあまりスマートとはいえなくなります。

最終手段は会社で充電すると言う手もありますが会社によっては許可が出ないと思います。

5.機能によって問い合わせ先が異なる

今までよくわからない機能があれば、取扱説明書を読むかショップに聞けば答えてくれましたが、スマートフォンの場合、ハードウェア的な問題はメーカー、通信機能については通信事業者、導入したソフトウェアは開発元がサポートと、どこに聞けば答えてくれるかがわからない事が多く不便に感じるでしょう。パソコンショップに聞けばパソコンのだいたいの事はわかるのですが、残念な事にスマートフォンの総合診断が出来るお店はほとんど無いのが現状です。

と色々デメリットをあげてみましたが、最大のデメリットはスマートフォンでしかできない事と言うのが現状ほとんど存在しないという事でしょうか。

特に、ガラケーの高機能に慣れた人にとってはあまり使いやすいという意見を聞きません。

デメリットを受け入れてまで使いたいソフトがあるかどうかが購入するに至るまでの最大の壁だと私は思います。

私個人は、WindowsMobileのスマートフォンを使用しています。ガラケーから乗り換えるのに足る理由は海外のCMで好きな自転車選手が紹介していたからと、もっとも無意味な理由で乗り換えました。

スマートフォンを2台目のケータイとして使うという人が多いのも納得の使いづらさを体感しました。

と言う事で今回はスマートフォンのメリットとデメリットデメリットについて説明しました。

次回はこの逆風吹き荒れるデメリットの中、どのスマートフォンが使いやすい?と言う事にお答えします。

2010/12/16


カテゴリー:未分類