インタビュー

北ホテルフロアー主任 梅村正成さま(39歳)

 


注目の「加盟店イケメンインタビュー」第1回目の方は・・・

「僕なんかでいいんですか?」カメラを向けると照れくさそうに目をふせた。

そのしぐさに「常にお客様を見守る、つかず離れずの距離感」を大事にするホテルマンを見た。

主役でなくて、長く脇役にいた男の言葉だ。

サービスマン10年のベテラン。柔かな空気をもつ男。

_「北ホテル入社のきっかけは?」

もともとは板前だったんです。
東京で修業後に帰郷してホテルに板前として勤務したんですが、挫折して。
それから10年はスーツ着ての会社員やったり、いろいろ転職しました。
30代になるとき、その頃は「将来は居酒屋を経営したい」と思って、勉強のつもりでサービス業の世界にはいりました。

平成16年に今の料理長に誘われて、昔から芸術家がよく泊ったというホテル全体に感じる品のよさ、静かな雰囲気・・それらに惹かれて 北ホテルに入社しました。

_「昔は菊屋旅館という名前だったそうですね。」

私が入る前ですが、昭和56年の開業です。

当時の社長は彫刻家の方で、その縁で数々の芸術家が宿泊したそうです。

平成13年に、睦興産が経営を引き継ぐことになり、ホテル経営はすべて手探りでスタートしたと聞いています。当時の社長(現会長)が、「経営が変わっても、北ホテルを愛してくださるお客様には変化を感じさせないように」という方針で、設備の補強はしたものの、ホテルの雰囲気は変えずにそのまま今も受け継いでいます。

たとえば当ホテル内のレストラン「窯」(かまど)では、コーヒーには生クリームをお付けしているのですが、前身の喫茶店「窯」からしていた当時のサービスをそのまま続けているのです。

ここでしか味わえない時間・雰囲気がたしかにある

_「なるほど。接客する上で大切にしていることは何ですか?」

常に笑顔でいることと、「お客様とはつかず離れずの適度な距離感」を大事にしています。

たとえばカウンター席にひとりで座ったお客様。

声をかけた方がいいのか、かけない方がいいのか、でもなんとなく解るんですね。
どこが・・といわれても難しいのですが、う~ん、経験かもしれないですね。

_「レストラン窯は昼は8割方は女性ですよね。こころがけていることはありますか?」

おひとりでおいでの方、グループでおいでの方どちらの方にも、ここでの時間を大切にしていただくということです。 ありがたいことに料理のファンが多いのですが、おいしい料理を味わっていただく時間にも
さまざまな過ごし方があります。
話がはずんで楽しい方、日ごろのお疲れを癒している方・・・ここでしか味わえない時間、雰囲気を大切にして、変わらずに提供していけたらと思っております。

_「最後にのびあの女性会員に特典を含め、PRをお願いします」

はい。のびあの会員証をご提示の方にはご同伴の方4名さままで、飲食代を5%引きにさせていただいます。
またご宿泊の方には、基本宿泊料金が10%引きです。
今は、秋から冬にかけておいしい素材がたくさん入っています。
大切なお食事会には、おひとりさま2500円~3500円でオリジナルメニュウも考案できますので、これ以外にもご予算などどうぞお気軽にご相談ください。お待ちしております。

北ホテルでは歴代、モリジョビのロシア人留学生がアルバイト。梅村さん、やはりここでも照れくさそう。

_北ホテル(盛岡市)_

ちょっとモダンでちょっと懐かしい。

変わらないでいてくれることが嬉しくなるホテル、レストランです。 http://www.kitahotel.jp/index.html